「よもぎ」の種を蒔いて育てる
よもぎは多年草です。
種まきは、春でも秋でも大丈夫。
今回は、春の収穫に備えて秋の種まきをご紹介します。
9月〜10月ごろに種をまいて、土を軽くかぶせてください。
発芽したら、元気な株を残して密集しているところを間引きます。
発芽は、キッチンペーパーなどを湿らせ、その上に種を置いても2、3日で発芽します。
土壌作り
よもぎはpH6.5〜です
土壌はアルカリ性を好みます。
日本の土壌は酸性に傾いています
収穫
春先になって新しく出てきたよもぎの新芽を収穫します。
春には新芽、6〜7月には葉先を収穫します。
柔らかくてアクの少ない、美味しいよもぎが収穫できます。
上から15センチから20センチの柔らかい部分を摘みます。
手で摘むと、次の新芽が遅くなるのでハサミなどで収穫することをお勧めします。
食用以外は6〜9月が収穫時期です。
固くアクも強いので、もぐさにしたり、お風呂やよもぎ蒸しに使います、
収穫までは大体6ヶ月
よもぎはその年にすぐ収穫するのではなく、植え付けした次の春がベスト!
土の中で地下茎 (地下にある茎のことで、養分を貯えたり、繁殖したりする)を張り、
翌春には新芽が収穫できます。
苗植え
苗を植えるのは春と秋です。
種まきの時と同じように、収穫は3月から7月になります。
苗も収穫はだいたい6ヶ月。
3月から6月に植えるのがベスト!
苗がなかなか手に入りません。
近くに生えているのを採取してくる(許可が必要かも)か
苗を購入するの2つの方法があります。
よもぎは日本中のあちこちで自生しています。
日当たりの良い場所を好むので、見つけてみてくださいね。
見分け方は、深く裂けている葉の部分と、灰白色でふわふわした葉の裏の毛の有無でわかります。よく見ると、葉の裏には灰白色の綿毛がみっちりしています。
アレルギー対策
よもぎはブタクサと同じキク科の植物。
よもぎの春から夏に花を咲かせ、花粉を飛ばします。
花粉症の原因と1つとされています。
花粉を飛ばさないために、花が咲く前にカットすることをお勧めします。
生命力が強く、雑草が生えにくいので育てやすいです。
ガーデニングは別の花注意が必要です。
雑草とされる「よもぎ」
よもぎは生命力が強く育てやすい植物です。
よもぎの生命力は強く、他の植物へ影響もあります。
雑草は生えにくくなりますが、ガーデニングなどでは、他の植物の栄養を取ってしまうこともあります。
根深い雑草とされ厄介者扱いにされていることもあるので、育てる場所を選ぶことが大切です。
アブラムシ対策
たまにアブラムシがつくことがあります。
そのままにしておくと、よもぎの栄養分を吸ってすす病の原因菌を寄せ付けてるので、
被害が少ないうちに対策が必要です。
アブラムシ対策には、牛乳スプレーがお勧めです。
【作り方】
● 霧吹き、スプレー容器
● 牛乳
● 水
【使い方】
1・水やりを控えて乾燥させておく
2・霧吹きの容器に牛乳を入れる
3・アブラムシに吹きかける
4・牛乳が乾燥するのを待つ
5・水で牛乳を洗い流す
【注意点】
● 牛乳が乾くまでの臭いが気になる
● 洗い流しづらい
● 腐敗やカビの原因になる
牛乳スプレー以外の方法
●唐辛子を漬け込んだ高濃度のお酢を水で薄めたもの
●お酢、石鹸水
●木酢液を散布
●粘着力の弱い紙テープ