糖質とは何か?
「糖質」とは、消化し吸収できる炭水化物(消化できないのが食物繊維)で、
タンパク質、脂質と共に三大栄養素に含まれる栄養素の1つです。
体内で取り込まれた「糖質」はブドウ糖となり、脳などのエネルギーに使われます。
そのため、「糖質」が不足すると、疲労感を感じたり、集中力が低下したりします。
「糖質」は、ご飯やパン、果物やハチミツなどさまざまな食材に含まれています。
特に、クッキーやケーキなどのお菓子や、コーラなどの清涼飲料水には、
多く含まれており、過剰摂取の原因となります。
「糖質」を過剰に摂取すると、ブドウ糖の処理が追いつかず、
血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が上昇し、中性脂肪として蓄えられるため、
肥満になり、生活習慣病の原因になります。
結果として、糖尿病や心筋梗塞など様々な病気を引き起こします。
糖質カットのために作られたもの
糖質を摂り過ぎると肥満の原因になったり、病気になるため、
糖質の過剰摂取を控える「糖質カット」が推奨されることがあります。
主に糖尿病などの病気を持っている人に対して推奨されることが多いですが、
ダイエット方法の1つとして「糖質カット」を行う人も増えています。
糖質カットの方法として、炭水化物の摂取を制限したり、
糖質の吸収を抑える効果のある食材を食べるなど多くの方法があります。
食べ物以外でも、糖質を大幅にカットできる炊飯器や薬などが発売されており、
多くの人が「糖質」を意識していることがわかります。
そんな中、スーパーの清涼飲料水やお酒の売り場を見てみると、
「糖質ゼロ○○」や「無糖○◯」「カロリーゼロ」など、糖質がカットされている
飲み物が多く並んでいます。
糖質ゼロ、カロリーゼロの正体
この「糖質ゼロ」や「無糖」の商品はなぜ、カロリーがないのでしょうか?
それは、砂糖などの糖類の代わりとして「人工甘味料」を使用しているからです。
清涼飲料水に含まれている、
アスパルテームやアセスルファムカリウム、スクラロースなどの添加物は
砂糖と同程度あるいは、それ以上の甘さを持つという特徴があります。
(砂糖に対して、アセスルファムkは200倍、スクラロースは600倍の甘味)
また、人口甘味料は非糖質甘味料に含まれ、糖質がほとんどありません。
そのため、体内で脂質として蓄えられることがないため、カロリーがゼロになります
このように、人工甘味料を使用し、糖質をなくしたもののうち
100ml当たり、5kcal未満のものを「カロリーゼロ」、糖質0.5g未満のものを「糖質ゼロ」
糖類0.5g未満のものを「糖類ゼロ」と表記しています。
結論:糖質ゼロは体にいいのか?
糖質がカットされている飲料は脂肪として蓄えられにくいというメリットがあります。
そのため、肥満や糖尿病に効果の予防に有用だとされています。
また、むし歯の予防や善玉菌を増やす効果があるとの研究結果も出ています。
(まだ、最終的な結果が出てないようなので確実とは言えない。)
一方で、人工甘味料には高い依存性があることがわかっています。
無意識のうちに多く飲み過ぎてしまい、肥満や糖尿病になるとも言われています。
実際に、アメリカでは肥満者ほどダイエットコーラを飲んでいるとされています。
他にも、人工甘味料には発がん性があるのではないか?など
そもそもの危険性も疑われています。
糖質がカットされている飲料水にはメリットもありますがデメリットもあります。
そのため、普段からの食事を意識し、
糖質がある、ないに関わらず、清涼飲料水を飲みすぎないことが大事だと思います。