カロリーはオーバーなのに栄養失調

1日3食しっかり食べているにも関わらず、栄養失調になる人が

最近、増加しているとのことです。

原因として「適切な栄養素が取れていない」ことが挙げられます。

では、どのような食事なら栄養失調にならずに済むのでしょうか?

カロリーオーバーと栄養失調とは?

人間は生活する中で、呼吸や体温を維持などの生命活動を行います。

生命維持のためには「カロリー」となる食べ物を取り入れる必要があり、

食べ物から摂取することができます。

例えば、主要な栄養素である「タンパク質」は1gあたり4kcalあり、

「脂質」は倍以上の9kcalあるとされています。

必要なカロリー量は、性別や年齢によって異なりますが、

2000〜3000calとされています。

このカロリー摂取量が必要な量を上回ると「カロリーオーバー」となり、

不必要なカロリーは脂質として蓄えられ、肥満の原因となります。

また、カロリーを含め、ビタミンやミネラルなど

必要な栄養素を摂取できなければ「栄養失調」になってしまいます。

増加するカロリーオーバーの栄養失調

最近、「カロリーオーバーしているのに栄養失調な人」が話題になります。

食べているにも関わらず、栄養不足になるのは「食生活の偏り」があるからです。

人間が生きていく上で、

カロリーとなる「炭水化物」や「タンパク質」、骨の形成に役立つ「ミネラル」、

免疫機能のサポートや代謝の調整などを行う「ビタミン」など

様々な栄養素を必要とし、食事から摂取しています。

しかし、最近はハンバーガーなどのジャンクフードや菓子パンなどの加工食品の

品質が上がり、種類も増えたため、それらを食べる機会が増えました。

結果として、エネルギーになる炭水化物などを摂取しても、

ビタミンやミネラルなどの他の栄養素が摂取できていない状態

食べている(太っている)のに栄養不足に陥る人が多くなりました。

気をつけるべき食生活

ただ食べるだけではなく、必要な栄養素を適切な量、摂ることが大切になります。

特に不足しがちな栄養素が

「ビタミンD」「鉄」「カルシウム」「食物繊維」「マグネシウム」です。

「ビタミンD」は日光を浴びることでも得られる栄養素です。カルシウムの吸収を助けます。

青魚、レバー、卵、キノコなどに含まれてます。

「鉄」は赤血球の形成や免疫のサポートをしてくれる栄養素です。

レバーや赤魚、大豆や小松菜、ほうれん草に多く含まれています。

「カルシウム」は骨や歯の形成に役立つ栄養素です。また、精神を安定させる効果もあります。

乳製品や魚、大豆、小松菜に多く含まれています。

「食物繊維」は血糖値やコレステロールの調整をしてくれる成分で、

緑黄色野菜や果物、穀物などに多く含まれています。

これらをバランスよく食べることで、栄養不足を改善することができます。

また、サプリメントを摂ることで、不足している栄養素を摂ることもできます。