ブドウ糖と果糖の違いは何だろう?

そもそも「ブドウ糖」「果糖」とは何か?

人を含めた全ての動物にとって必要な栄養素が「ブドウ糖」と「果糖」です。

「ブドウ糖(グルコース)」と「果糖(フルクトース)」は糖の最小単位である単糖類の1つで、フルーツやハチミツなどに含まれています。

「ブドウ糖」も「果糖」も元々自然界に存在しているものなので、様々な食材に含まれています。

また、砂糖(ブドウ糖と果糖が結びついたもの)やでんぷん(ブドウ糖がたくさんくっついたもの)など様々な形に変え、よく食べられています。

「ブドウ糖」は🍇ぶどう🍇から発見されたため、「ブドウ糖」と呼ばれるようになりました。

果糖に比べエネルギーに変換されやすく、脳のエネルギーとして使われる唯一の物質です。

「果糖」は強い甘味が特徴で、冷やすとより甘くなるという特性があります。

2つとも体のエネルギーになり、血糖値を上げます。

そのため、必要以上に「ブドウ糖」「果糖」を取ってしまうと、
血中の糖濃度である血糖値が上昇し、脂肪として蓄えられてしまいます。

一般的に「果糖」は「ブドウ糖」に比べ血糖値が上がりにくいが、
インスリンの(血糖値を下げる物質)分泌が促進されないため、満足感を得にくいとされます。

「ブドウ糖」「果糖」は体に悪いのか??

「ブドウ糖」「果糖」は体内に吸収されるとエネルギーに変換され、体を動かす役割を持っています。

一方で、「ブドウ糖」や「果糖」は悪いイメージも抱かれており、

 「ブドウ糖」「果糖」を取ると太るのではないか?

「ブドウ糖」「果糖」を取ると糖尿病になるのではないか?

など、体への影響を心配するのをよく見かけます。

実際は、取りすぎれば肥満や糖尿病になりやすくなり、取らなさ過ぎれば集中力の低下などを招きます。

そのため、適度に取り入れることが重要になります。

「果糖」は太るは本当なのか??

「果糖」は最も甘味が強いという特徴を持ち、冷やせばさらに甘くなるため、

清涼飲料水など様々な食べ物に使われています。

そんな「果糖」は、体内に取り入れられるろほとんどが肝臓で代謝されます。

インスリンを必要とせず血糖値に影響しないため、満足感を得にくいとされています。

そのため、食欲が抑えられず、過剰摂取してしまい、脂肪が蓄積され、太りやすいと言われます。

「糖質」を制限することのメリット

過剰に摂取していた「糖」を減らすことで様々なメリットを得ることができます。

①体重が減る …過剰摂取することで脂肪に蓄積されていた分がなくなるため体重が減少します。

②肌状態が良くなる …糖質を減らすことで吹き出ものができにくくなります。

③睡眠の質向上 …血糖値が安定するため、睡眠の質が向上すると言われています。

結論:単糖は避けるべきなのか?

今まで見たように「ブドウ糖」と「果糖」は体内でエネルギー源になるという役割があります。

そのため、果物やハチミツを食べることで適切な量を取り入れることが可能です。

一方、サプリメントや清涼飲料水に含まれる「果糖ブドウ糖液糖」などの異性化糖などは

過剰摂取の原因にもなるため、極力避けるべきだと思います。